
高級EVメーカーのルーシッドグループは、最大株主の本拠地であるサウジアラビアに初の海外工場を開設した。
同社によると、ジッダに建設されるこの工場は、当初は年間5,000台のLucid車両を組み立てる能力を持つ。同社は、この施設を15万台の生産能力に拡張する計画だと述べている。工場の従業員は当初、アリゾナ州カサグランデにある同社の米国工場で製造済みのLucid Air車両キットを再組み立てする。Lucidは、サウジアラビアの工場を2020年代半ば以降に完全組立ユニット生産に移行することを目指している。
工場の開設は、ルシッド社の株式60%を保有するサウジアラビアの公共投資基金と関係のある同国政府が、今後10年間で同自動車メーカーの電気自動車を10万台購入すると発表した1年後に行われた。
サウジアラビア政府は、ルシッド社のEVを5万台購入するという最初のコミットメントを表明し、同じ10年間でさらに5万台を購入するオプションも付帯しています。このコミットメントには、2021年に発売された高級セダン「ルシッド・エア」に加え、近日発売予定のSUV「グラビティ」などの将来モデルも含まれています。
このEV販売契約は、化石燃料からの経済多様化を目指すサウジアラビア王国のビジョン2030計画の一環である。
サウジアラビアの公共投資基金(PIF)は、 2018年にまだ非公開企業だったルーシッド・モーターズに10億ドルを投資しました。この資金はルーシッドにとって命綱となり、同社初のEV「エア」の生産開始を確実なものにしました。PIFは、ルーシッドが特別買収会社(SPC)との合併により上場企業となった後も、投資を維持しました。
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キルステン・コロセック氏は、EVや自動運転車から都市型航空モビリティ、車載技術に至るまで、10年以上にわたり交通の未来を取材してきた記者兼編集者です。現在はTechCrunchの交通担当編集者であり、TechCrunchのEquityポッドキャストの共同ホストを務めています。また、ポッドキャスト「The Autonocast」の共同設立者兼共同ホストでもあります。以前はFortune、The Verge、Bloomberg、MIT Technology Review、CBS Interactiveに寄稿していました。
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