
日本を拠点とする金融サービスグループ、オリックス株式会社は本日、イスラエルのクラウドソーシングプラットフォーム「OurCrowd」に6,000万ドルの戦略的投資を行ったことを発表しました。投資の見返りとして、OurCrowdはオリックスにスタートアップネットワークへのアクセスを提供します。また、両グループは、OurCrowdのベンチャーファンドやポートフォリオ企業へのアクセスを含む、日本および世界市場向けの金融商品や投資機会の創出において協業していくと発表しました。
「オリックスは多様なビジネスおよび金融サービスにおけるグローバルリーダーであり、OurCrowdを様々な面で強化してくれるでしょう」と、OurCrowdのCEOであるジョン・メドベド氏は本日の発表で述べています。「私たちは、共にベンチャーキャピタルの資産クラスをさらに変革し、革新的な企業と重要なアジア市場との強力な架け橋となる可能性に熱意を抱いています。」
オリックスは既に米国を含む37カ国で事業を展開していますが、イスラエルへの投資は今回が初めてです。これは、日本からのイスラエルへの投資が既に急増している時期と重なります。例えば、今年初めにはイスラエルのフラッグキャリアであるエル・アル航空が東京への直行便の就航を予定していましたが、パンデミックによってこれらの計画は中止となりましたが、これは両国間のビジネス関係の拡大を明確に示すものです。
OurCrowdが1億ドルのパンデミック・イノベーション・ファンドを設立
「イスラエルで最も活発なベンチャー投資家であり、世界で最も革新的なベンチャーキャピタル・プラットフォームの一つであるOurCrowdへの投資を大変嬉しく思います」と、オリックスUKのCEO、羽広清氏は述べた。「私たちはOurCrowdと積極的なパートナー関係を築き、既に目覚ましい成長を遂げている同社の更なる成長を支援するとともに、イスラエルの優れたテクノロジーを日本の大規模な産業・金融セクターにもたらしていきたいと考えています。」
OurCrowdはこれまでに22のファンドを通じて220社に投資を行ってきました。中でも特に成功したエグジットには、Beyond Meat、Lemonade、JUMP Bike、Briefcam、Argusなどが挙げられます。ORIXもまた、不動産から銀行、エネルギーサービスまで、非常に多様なポートフォリオを有しています。
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フレデリックは2012年から2025年までTechCrunchに在籍していました。また、SiliconFilterを設立し、ReadWriteWeb(現ReadWrite)にも寄稿しています。フレデリックは、エンタープライズ、クラウド、開発者ツール、Google、Microsoft、ガジェット、交通機関など、興味のあるあらゆる分野をカバーしています。
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