
AIモデルの構築とトレーニングには時間がかかるだけでなく、組織のワークフローへの導入にも時間がかかります。そこでMLOps(機械学習運用)企業が参入し、顧客のAIテクノロジーの拡張を支援します。台湾を拠点とするMLOpsスタートアップ企業InfuseAIは本日、オリジナルデザインメーカーのWistron Corporationを筆頭に、Hive Ventures、Top Taiwan Venture Capital Group、Silicon Valley Taiwan Investments、500 Startupsが参加したシリーズAラウンドで430万ドルを調達したことを発表しました。
2018年に設立されたInfuseAIによると、台湾におけるMLOpsソリューションの市場規模は年間3,000万ドルに達し、調査会社Cognilyticaによると、世界市場は2025年までに約40億ドルに達すると予想されています。同社の顧客には、台湾最大の銀行の一つであるE.SUN、SinoPac Holdings、Chimeiなどが名を連ねています。
エンタープライズ企業は信頼性とパフォーマンスのためにMLOpsが重要であると認識しています
InfuseAIは、PrimeHubなどのターンキーソリューションを通じて、企業の機械学習モデルの導入と管理を支援します。PrimeHubは、モデルトレーニング環境、クラウドまたはオンプレミスのクラスターコンピューティング(Kubernetesによるコンテナオーケストレーションを含む)、そしてチーム向けコラボレーションツールを備えたプラットフォームです。PrimeHub Deployという別の製品では、AIモデルのトレーニング、導入、更新、監視が可能です。
Hive Venturesの創設者兼マネージングパートナーであるヤン・リー氏は、プレス声明の中で次のように述べています。「製造、ヘルスケア、金融などの分野の企業がAI運用とモデルの導入を拡大していく中で、開発者とデータサイエンティストのシームレスなコラボレーションを可能にするInfuseAIのようなプラットフォームが必要になります。InfuseAIは、企業の導入サイクルにおけるプラットフォームとソフトウェアに重点を置く当社の投資テーマに完全に合致しています。」
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キャサリン・シューは、TechCrunchでアジアのスタートアップ企業や最新ニュースを取材してきました。ニューヨーク・タイムズ、台北タイムズ、バロンズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ヴィレッジ・ヴォイスにも記事を掲載しています。サラ・ローレンス大学とコロンビア大学ジャーナリズム大学院で学びました。
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