
植物由来の食事宅配サービス「デイリー・ハーベスト」は6月22日、数十人の顧客から「フレンチレンズ豆とリーキのクランブル」を摂取した後に体調を崩したとの報告を受け、同製品のリコールを発表したとウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。同紙によると、この製品を摂取した後に胆嚢摘出手術を受けたという報告もある。また、肝障害、腹痛、発熱などの症状が出た原因を医師が特定できなかったという消費者の声も上がっている。
デイリー・ハーベストはブログ投稿で、病原体検査と毒物検査の結果は今のところすべて陰性だが、今後も検査を継続すると述べた。同社は、副作用を報告した顧客と連絡を取り、調査を進めるためにデータを収集しているという。
「報告されている健康問題の根本原因を特定するための調査を開始しました」と同社はブログ投稿で述べた。「FDA(米国食品医薬品局)および複数の独立系研究所と緊密に連携し、調査を進めています。微生物学者、毒素・病原体専門家、アレルギー専門医などを含む専門家グループと協力して、真相究明に取り組んでいます。」
ウォール・ストリート・ジャーナルは、FDAがこの製品を調査しているかどうかの確認を拒否したと報じている。
ニューヨークに拠点を置く同社は先週、少数の人から胃腸の不快感を訴えられたことを受け、フレンチレンズ豆とリーキのクランブルズ製品を廃棄するよう顧客に呼びかけていた。デイリー・ハーベストは4月に発売されたこの製品を購入した人に10ドルのクレジットを提供していた。
デイリー・ハーベストは2015年に設立され、昨年11月のシリーズD資金調達により評価額が10億ドルを超えたと発表した。同社はボビー・フレイ、グウィネス・パルトロウ、セリーナ・ウィリアムズなど、多くの著名人から支援を受けている。デイリー・ハーベストはインフルエンサーに製品を試用してもらう機会を頻繁に設けており、中にはInstagramやTikTokで自身の病気について発信している人もいる。
Daily HarvestはTechCrunchのコメント要請に応じていない。
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アイシャはTechCrunchの消費者ニュース記者です。2021年にTechCrunchに入社する前は、MobileSyrupで通信関連記者を務めていました。アイシャはトロント大学で優等学士号、ウエスタン大学でジャーナリズムの修士号を取得しています。
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