概要
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ウォール・ストリート・ジャーナルによると、MetaのCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、ドナルド・トランプ次期大統領の就任式基金に100万ドルを寄付するという、ロビー活動と広報活動を組み合わせた戦略を成功させている。ちなみに、この寄付金はMetaからのものだったが、ザッカーバーグ氏は素晴らしいマーケティングを展開すると同時に、トランプ氏にMetaのスマートグラスも贈ることで、この贈り物をさらに魅力的なものにした。
これは、大手IT企業のライバルであるイーロン・マスク氏がトランプ氏の選挙活動にあたったアメリカPAC基金に寄付した約2億7000万ドルに比べれば微々たる額だが、それでもかなりの額だ。
トランプ氏はこれまでもザッカーバーグ氏とメタ氏を批判しており、同氏を「人民の敵」と呼び、メタ氏が2020年の選挙中に保守派の意見を不当に検閲したと非難し、同氏を処罰すると脅していた。
ザッカーバーグ氏もかつてはトランプ大統領の政策に不満を声高に表明していた。移民問題に関する大統領令を公然と批判してきた。しかし、それは2017年のことであり、今は2024年だ。
メタ氏の寄付は、他のテック企業幹部が次期共和党との良好な関係を築こうとする中で行われた。トランプ氏の怒りを買っているアマゾンの共同創業者ジェフ・ベゾス氏は、自身が経営するワシントン・ポスト紙がカマラ・ハリス副大統領の大統領選出馬を支持するのを阻止した。ベゾス氏は、大統領選におけるトランプ氏の「圧倒的勝利」を祝福する発言さえ行った。
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